フリーランスとして働いていくためには、個人事業主としてやらなければいけないことがたくさんあります。フリーランスの場合は事務上の手続きや資金の準備など様々なことを自分一人で行わなければいけません。この記事では独立するために必要な大まかな手続きをまとめて紹介していきます。もし、名古屋での独立を考えているのならば本記事を参考にして考えてみてください。
まずは、国や市区町村に対して必要な手続きに関してまとめていきます。個人事業主として新たに事業を始めるのならば、開業届けが必要になります。この開業届けですが、正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」という名前で、開業するとき以外にも、廃業するときや、事務所を新設や移転した場合にもこの書類の提出が必要になります。開業届は最寄りの税務署に開業から1か月以内に提出することが決められています。次に、国民健康保険への加入もしておく必要があります。もともと自営業であった場合は別ですが、多くのサラリーマンの方は会社で国民健康保険に入っていて一部の保険料を会社が負担してくれていますが、個人で事業をおこす場合には会社を辞めるわけですから、新たに国民健康保険に加入する必要があります。また、国民年金の保険料も個人で払わなければいけませんので手続きが必要です。どちらも市町村役場で手続きします。
フリーランスとして働いていくためには事務的なお金に関する処理も個人で行う必要があります。お金に関しては特に問題が発生しやすいところですから、入念に準備をしておく必要があるでしょう。お金に関する手続きとしてまずやっておいてほしいことは、新たに仕事用の銀行口座を開設することです。プライベート用と仕事用の口座を別々にしておかないと、資金の管理がうまくできません。
また、フリーランスになるつもりならば会社をやめる前にできればクレジットカードを作っておくといいでしょう。フリーランスになると会社員の時よりも俄然クレジットカードの審査が通りにくくなってしまいます。
そして、ローンも利用するつもりなら同様に会社員のうちに組んでおいたほうがいいです。こちらもフリーランスだと審査に通りにくくなってしまいます。
さらに、青色申告をすることを考えている場合には複式帳簿をつけておくことが必須条件となっています。この複式帳簿を作るのは素人では難しいので、専用のパソコンソフトを利用するといいでしょう。資金はかかってしまいますが専門の業者に依頼するという手もあります。そのほうが自分の手をわずらわせることもないですし、確実に仕事をしてもらえるので安心な面もあります。
仕事が軌道に乗ってきたら、このようなサービスを活用することで本業以外の手間を減らすことができます。